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線香のあげ方と本数|宗派による違いと弔問の基本マナー

線香のあげ方と本数|宗派による違いと弔問の基本マナー

線香のあげ方は「ろうそくから火をつけ、手であおいで消し、香炉に立てるか寝かせる」が基本です。

本数は宗派によって1本・2本・3本と異なりますが、迷ったら1本で問題ありません。

故人を悼む気持ちがもっとも大切で、細かな作法に神経質になる必要はないためです。

この記事では、線香をあげる正しい手順、宗派ごとの本数の目安、火の扱い方、弔問先やお墓での流れを順に解説します。地域やお寺によって作法が違う点も正直にお伝えします。

いい仏具編集部

「いい仏具」は、数珠・盆提灯・線香・位牌など、仏具の選び方と仏事マナーの実用情報サイトです。急に必要になったときに買える場所を、ダイソー・イオン・仏具専門店など身近な店の公式情報で確認して案内するほか、主要8宗派の作法の違い、素材の格と値段、修理・処分の方法、仏壇じまいや手元供養といった供養の変化まで、7つのジャンルで解説しています。価格や取扱状況にはすべて確認時点を明記し、変更を確認し次第更新しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

線香のあげ方の基本手順

まず、祭壇や仏壇の前で遺族に一礼し、本尊と遺影に向かって軽く頭を下げます。座って行う場合は正座が基本です。

次に、ろうそくの火を線香に移します。

線香を1〜数本まとめて持ち、火をつけたら炎が上がった状態から手であおいで消します。

着火用にろうそくが灯されているので、そこから火をとるのが作法です。

火を消したら、香炉に線香を立てるか、寝かせて置きます。

立てるか寝かせるかは宗派によって異なります。

線香をあげたあとは合掌し、故人の冥福を祈ってから一礼します。

数珠を持っている場合は左手にかけ、合掌のときに両手を通します。

数珠のかけ方や合掌の作法は数珠の持ち方と焼香・合掌時の作法で詳しく解説しています。

一連の動作を落ち着いて行えば、細かな順序の違いは大きな問題になりません。

線香の本数は宗派で違う

線香の本数は宗派によって目安が異なります。

ただし地域やお寺の考え方で変わることも多く、絶対的な決まりではありません。

迷ったときは1本立てれば失礼になりません。

宗派本数の目安置き方
浄土真宗1本(折って寝かせる)寝かせる
浄土宗1〜3本立てる
真言宗3本立てる
天台宗3本立てる
曹洞宗・臨済宗1本立てる
日蓮宗1本立てる

浄土真宗では線香を立てず、香炉の大きさに合わせて折り、火のついた側を左にして寝かせるのが特徴です。3本立てる宗派では、手前に1本・奥に2本の逆三角形に置く形が一般的とされています。

ここに示したのはあくまで目安です。

同じ宗派でも地域やお寺で作法が違うことがあります。

弔問先の作法が分からないときは、先にあげた人に合わせるか、1本で控えめに行えば問題ありません。

線香をなぜあげるのかという意味については線香をあげる理由と煙の役割で解説しています。

火のつけ方と消し方(口で吹かない)

線香の火は、ろうそくから移すのが正式です。ライターで直接つけても問題はありませんが、祭壇にろうそくが灯っている場合はそこから火をとりましょう。

炎が上がったら、手であおいで消すか、線香を軽く振って消します。

口で息を吹きかけて消してはいけません。仏教では、人の口は悪業を生むけがれた場所と考えられており、その息を仏前の火に吹きかけるのは失礼とされているためです。

手であおぐときは、線香を持った手と反対の手でそっと風を送ります。

強く振り回すと灰が飛ぶので、静かに行いましょう。

複数本まとめて火をつけた場合も、消し方は同じです。

線香とよく似たものにお香がありますが、原料や使う場面が異なります。違いは線香とお香の違いにまとめています。

弔問先での線香のあげ方の流れ

弔問先では、部屋に入る前後の所作もマナーのうちです。順を追って確認しましょう。

まず遺族に「このたびはご愁傷さまです」とお悔やみを述べ、一礼します。

祭壇の前に進んだら、遺族と本尊・遺影に向けて一礼してから座ります。

次に、前述の手順で線香をあげ、合掌して故人を悼みます。

合掌を終えたら、少し下がって遺族に向き直り、もう一度一礼してから席に戻ります。

焼香が用意されている場合は線香ではなく抹香を使うこともあります。

会場のやり方に従いましょう。

数珠を忘れてしまった場合でも、合掌そのものは失礼になりません。ただし持参するのが望ましいため、急に必要になったときの入手先は数珠が今日中に買える場所で確認できます。

お墓での線香のあげ方

お墓参りでも、基本の流れは仏壇と同じです。墓石を掃除し、花や供物を供えてから線香をあげます。

屋外は風が強く、火がつきにくいことがあります。

束のまま火をつけて、香炉に寝かせて置く方法が一般的です。

墓前の香炉は横長で線香を寝かせる形が多いため、本数にこだわらず束であげてもかまいません。

ライターや着火剤付きの線香を使うと、風のなかでも点火しやすくなります。

線香をあげたあとは合掌し、火が完全に消えるまで見届けるか、燃え尽きるのを確認してから帰りましょう。

燃え残りは山火事や周囲の迷惑につながるため、放置は避けます。

香炉にたまった灰の扱いに困ったときは、線香立ての灰の処理方法を参考にしてください。

線香をあげるときの注意点と言い伝え

「線香の火は縁起物だから絶えさせてはいけない」といった言い伝えを耳にすることがあります。

故人が迷わずあの世へ行けるよう火を絶やさない風習は各地にありますが、現代の住宅事情では火の管理を優先して問題ありません。

安全のため、就寝時や外出時は必ず火を消しましょう。

また「線香を人からもらった火でつけてはいけない」という話もありますが、これは他人の業を受け継がないという俗説で、明確な仏教的根拠はありません。神経質になる必要はなく、ろうそくから自分で火をとれば十分です。

大切なのは形式よりも故人を悼む心です。

作法を間違えたことで供養が無効になることはありません。

落ち着いて丁寧に行いましょう。

よくある質問

線香の本数を間違えたらどうなりますか

本数を間違えても失礼にはあたりません。

宗派の作法は目安であり、地域やお寺でも異なります。

分からないときは1本で問題ありません。

気づいた時点でそのまま合掌し、故人を悼めば十分です。

線香の火を口で消してもいいですか

避けてください。

人の息はけがれとされ、仏前の火に吹きかけるのは失礼とされています。

手であおぐか、線香を軽く振って消しましょう。

数珠がなくても線香はあげられますか

あげられます。

数珠がなくても合掌そのものは失礼になりません。

ただし弔問には持参するのが望ましいとされています。

宗派を問わず使える略式数珠についてはどの宗派でも使える数珠の選び方を参考にしてください。

線香は立てるのと寝かせるのどちらが正しいですか

宗派によって異なります。

浄土真宗は寝かせ、多くの宗派は立てます。

お墓の横長の香炉では寝かせることが一般的です。

香炉の形に合わせれば問題ありません。

まとめ

線香のあげ方は、ろうそくから火をつけ、手であおいで消し、香炉に立てるか寝かせて合掌するのが基本です。

本数は宗派で1〜3本と異なりますが、迷ったら1本で失礼になりません。

火を口で吹き消さないことだけは共通のマナーとして覚えておきましょう。

弔問先でもお墓でも、流れは大きく変わりません。

遺族と本尊に一礼し、線香をあげ、合掌して悼む。

この一連の動作を落ち着いて行えば十分です。

作法の細部は地域やお寺で違うため、分からなければ周囲に合わせれば問題ありません。

もっとも大切なのは故人を思う気持ちです。形式にとらわれすぎず、心を込めて手を合わせることが何よりの供養になります。

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