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盆提灯は誰が買う?贈るときのマナーと相場の目安を解説

盆提灯は誰が買う?贈るときのマナーと相場の目安を解説

初盆の白提灯は遺族が1つ用意しますが、絵柄の入った盆提灯を一対で飾るとなると、費用を出すのは誰なのかがはっきりしません。

盆提灯は、故人の子や兄弟姉妹といった親族が贈る風習が各地にあり、同時に、施主の家が自分で買っても差し支えありません。

誰が買うべきかという仏教上の定めはないためです。

ただ、飾れる場所の数は家の広さで決まるため、贈る側が独断で選ぶと置き場所に困る事態が起きます。

本記事では、灯りを贈る風習の由来・現代で用意する人の範囲・提灯代を現金で包むときの金額の目安と表書きまで解説します。

いい仏具編集部

「いい仏具」は、数珠・盆提灯・線香・位牌など、仏具の選び方と仏事マナーの実用情報サイトです。急に必要になったときに買える場所を、ダイソー・イオン・仏具専門店など身近な店の公式情報で確認して案内するほか、主要8宗派の作法の違い、素材の格と値段、修理・処分の方法、仏壇じまいや手元供養といった供養の変化まで、7つのジャンルで解説しています。価格や取扱状況にはすべて確認時点を明記し、変更を確認し次第更新しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

盆提灯は誰が買う?親族が贈る風習と、施主が買う形が並びます

盆提灯には二通りの用意のされ方があります。

ひとつは、故人の子・兄弟姉妹・親戚が「御提灯」として贈る形です。

もうひとつは、仏壇を守る施主の家が、自分の家に合う大きさと絵柄を選んで買う形です。

どちらが正しいという決まりはなく、地域の慣習と家の事情で分かれます。

風習の上で贈る側に挙げられる人

贈り主として名前が挙がるのは、故人の子ども(同居していない子も含む)、故人の兄弟姉妹、故人の孫、親しい親戚です。

嫁いだ娘や別世帯の息子が実家へ贈る形は、今も各地に残っています。

友人や職場関係の人が提灯を贈る例は限られ、その場合は供物や御供物料という形になります。

施主が自分で買っても失礼にはなりません

親族から贈られなかったからといって、故人が軽んじられたことにはなりません。

仏具を誰が購入するかについて、仏教の教義に定めはないためです。

仏壇の前に置く提灯の大きさや、家紋を入れるかどうかは、住まいと仏壇の寸法に合わせて選ぶことになります。

選ぶ主体が施主であれば、置き場所と見た目のつり合いで失敗しにくくなります。

灯りを贈る風習の由来は、迎え火の代わりという考え方

盆提灯は、お盆に帰ってくる故人が道に迷わないための灯りとして飾られてきました。

門口で焚く迎え火を、屋内でも灯し続けるための道具という位置づけです。

灯りそのものの意味や、火袋に描かれる蓮や秋草の絵柄の由来は盆提灯の意味と由来で解説しています。

親族が提灯を贈る風習は、この灯りを分担して供えるという考え方から広がったものです。

地域によっては、提灯の数が多いほど故人が多くの人に慕われていた証だと言い伝えられてきました。

座敷の周囲にずらりと提灯が並ぶ光景は、その慣習が残る地域の初盆で見られます。

ただし、これは供養の優劣を測る指標ではありません。

数を競うものとして受け取らないでください。

現代で盆提灯を用意するのは施主の家が中心になります

集合住宅や洋室の居間では、大内行灯(おおうちあんどん)のような背の高い一対を置くと、通路をふさぎます。

提灯を贈られても飾る場所がない家では、受け取った側が保管に困ります。

そのため、親族は現金を包み、施主が住まいに合う提灯を買うという形が取られます。

逆に、座敷があって仏壇も大きい家では、従来どおり一対の提灯が贈られます。

初盆と二年目以降で変わる点

初盆(新盆)のときだけ使うのが、無地の白提灯です。

これは故人が初めて帰る家の目印として、玄関や軒先に1つ吊るもので、遺族が用意します。

親族が贈るのは白提灯ではなく、絵柄の入った提灯のほうです。

白提灯を親族が重ねて贈る形は取りません。

初盆に何をいくつ用意するかは初盆の盆提灯の選び方で解説しています。

浄土真宗の家に贈るとき

浄土真宗では亡くなった方はすぐに浄土へ往生すると説くため、迎え火や送り火という考え方を取りません。

それでも地域の慣習として盆提灯を飾る家はあり、宗派として一律に禁じられているわけでもありません。

贈る前にお寺や施主の考え方を確かめてください。

宗派ごとの扱いの違いは浄土真宗と盆提灯で解説しています。

贈る前に施主へ確認したい3点と、届ける時期

提灯は箱が大きく、返品も持ち帰りもしにくい品物です。贈ると決めたら、先に施主へ次の3点を尋ねてください。

確認すること確認しないまま贈ると起きること
提灯を飾る場所があるか、何対まで置けるか箱のまま押し入れに入り、飾られないまま毎年しまわれます
すでに他の親族から贈られる予定があるか兄弟それぞれが一対ずつ贈り、座敷に置ききれなくなります
提灯そのものと現金のどちらが助かるか好みや家紋の希望と合わない絵柄が届きます

届ける時期は、盆の入りより前が基本です。

お盆は地域によって7月13日からと8月13日からに分かれるため、施主の家がどちらで営むかを先に確かめてください。

目安としては盆入りの1週間前までに届くようにすると、飾り付けの日に間に合います。

飾る期間としまう時期の目安は盆提灯を出す時期としまう時期で解説しています。

盆提灯の相場と、提灯代を現金で包むときの表書き

ここで挙げる金額は2026年7月時点の一般的な目安で、産地・素材・大きさによって幅があります。蒔絵や絹張りの上位品はこの幅を上回ります。

贈り方金額の目安向いている場合
絵柄入りの提灯を一対20,000〜60,000円程度座敷があり、飾る場所を確保できると確認できたとき
提灯を一つ10,000〜30,000円程度置ける台数が限られると言われたとき
現金(提灯代)5,000〜30,000円程度住まいの都合が分からないとき、施主に選んでもらうとき

現金の額は故人との関係の近さで変わり、子や兄弟姉妹は上のほう、遠い親戚は下のほうに寄ります。地域で申し合わせた額がある場合は、それに合わせてください。

表書きの書き方

白無地または白黒の水引の袋を使い、表書きは「御提灯料」「御提灯代」と書きます。

初盆の法要に持参するなら「御仏前」「新盆御見舞」とする地域もあります。

どの書き方が通例かは地域差が大きいため、迷ったら同じ親族に合わせるのが無難です。

提灯を現物で贈るときは、贈り主の名札を付けるかどうかも施主に確認してください。

名札を掛けて飾る慣習が残る地域では、名前がないと誰からの提灯か分からなくなります。

贈られた盆提灯へのお返しと、お礼を伝える手順

盆提灯や提灯代を受け取った側が、別途で品物を返す必要はありません。

初盆の法要に来ていただくのであれば、そのときの引き物と会食が返礼になります。

法要に呼ばない相手や、遠方から送られてきた場合は、届いた時点で電話か手紙でお礼を伝え、盆が明けてから礼状を出す形で足ります。

いただいた額が相場より高い場合は、2,000〜5,000円程度の菓子や日用品を「志」として返す形が取られます。金額に厳密な決まりはありません。

翌年以降の提灯の扱い

絵柄入りの提灯は、毎年しまって翌年また出して使います。

白提灯だけは初盆の年限りで、送り火で燃やす、お寺に納める、火袋を外して家庭で処分する、といった方法が地域ごとに残っています。

使い回してよい年数や、何年目まで飾るかの考え方は盆提灯を何年飾るかで解説しています。

よくある質問

兄弟3人がそれぞれ一対を贈ると、提灯が6つになってしまいます

先に兄弟間で話し合い、代表者がまとめて一対を贈る形にするか、それぞれが提灯代を包んで施主に選んでもらう形にしてください。

提灯の数を増やすことが供養の深さを表すわけではありません。

飾りきれない提灯は、毎年の出し入れと保管の手間だけが残ります。

飾る場所がないと言われました。提灯の代わりに何を贈ればよいですか

現金を「御提灯料」として包む形が、この場合の一般的な対応です。

品物で贈るなら、仏壇の上や脇に置ける小型の置き提灯、電気コードのいらない電池式のもの、供花や線香などが候補になります。

仏壇周りの小物を選ぶ場合は、すでに使っている道具と重ならないかを確かめてください。

香炉や線香立ての選び方では、仏壇の大きさに合う寸法の見方を解説しています。

初盆に間に合いませんでした。盆が明けてから贈ってもよいですか

提灯は飾る期間が決まっているため、盆明けに現物が届いても、その年は使われません。

間に合わなかったときは、提灯代を包んで「翌年の分に」と添えるか、供物や御供物料に切り替えてください。

翌年の初盆はもうありませんので、二年目以降に絵柄提灯を贈る場合は、施主が既に持っている提灯との重複を先に確かめます。

家紋入りの盆提灯を贈り物に選んでよいですか

家紋を入れる提灯は、注文時に紋の種類を指定します。

贈る側が紋を取り違えると、飾れない提灯になってしまいます。

紋入りを希望するかどうかは施主の家の判断になるため、紋の確認が取れないときは、蓮や秋草といった絵柄のものを選んでください。

紋入れは製作に日数がかかる点も、盆入りに間に合わせるうえで見ておきたいところです。

まとめ

盆提灯を誰が買うかは、故人の子や兄弟姉妹といった親族が贈る風習と、施主の家が自分で選んで買う形が並んでいます。

どちらでも失礼にはならず、仏教の教義に誰が買うべきという定めもありません。

判断を左右するのは、飾る場所がいくつあるかと、他の親族から贈られる予定があるかという現実的な条件です。

贈ると決めたら、置ける台数・重複の有無・現物と現金のどちらが助かるかを施主に尋ね、盆入りの1週間前までに届くよう手配してください。

住まいの都合が分からないときは、提灯代として包むほうが相手の選択肢を残せます。

受け取った側は、法要の引き物とお礼の連絡で足り、あらためて品物を返す必要はありません。

ぜひ本記事の相場の目安の表と、贈る前に確認したい3点を参考に、施主の家に合う贈り方を選んでください。

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