初盆の盆提灯の選び方|白提灯の意味・誰が用意するか

初盆で用意する提灯は、白い無地の「白提灯(しろちょうちん)」が基本です。
故人が亡くなって初めて迎えるお盆にだけ飾り、翌年からは使いません。
清浄な白で初めて帰ってくる故人の霊を迎える、という意味が込められています。
白提灯は原則として故人の家族(喪家)が用意します。一方、絵柄入りの盆提灯は親族や親しい人が贈ることも多く、初盆では白提灯と絵柄入りを併用するのが一般的です。
この記事では、白提灯の意味・誰が用意するか・初盆後の扱い・準備の段取りまで、初めての方が迷いやすい点を順に整理します。

いい仏具編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
初盆の盆提灯の要点
初盆(新盆)とは、四十九日の忌明けを過ぎたあと、初めて迎えるお盆のことです。
この年だけは、通常の絵柄入り盆提灯に加えて「白提灯」を飾ります。
白提灯は初めて帰ってくる故人の霊が迷わず家にたどり着けるよう、目印として玄関先や軒先、仏壇の近くに吊るすものとされています。
ポイントは3つです。
白提灯は初盆の一度きり使うこと。
用意するのは基本的に故人の家族であること。
そしてお盆が終わったら白提灯は処分する(翌年以降は使わない)ことです。
宗派や地域によって飾り方の細部は異なります。
特に浄土真宗はお盆の考え方が他宗と違うため、詳しくは後述します。
まずは白提灯の意味から見ていきます。
白提灯の意味と使い方
白提灯を初盆にだけ使う理由は、白が「清浄」「無垢」を表す色だからです。
初めて霊としてこの世に戻る故人を、けがれのない白で迎えるという考え方によります。
柄のある提灯は毎年繰り返し飾りますが、白提灯は故人一人につき初盆の一度だけという扱いです。
飾る場所は、故人の霊が最初に目にする玄関先や軒先が一般的です。
マンションなどで外に吊るせない場合は、仏壇や盆棚(精霊棚)の近くに置いても問題ありません。
多くは吊り下げ型ですが、置き型もあります。
火を灯すかどうかは、火袋が和紙でできているため近年は電池式やコード式のLEDを使う家庭が増えています。
ろうそくにこだわる必要はなく、安全を優先して選んで構いません。
盆提灯全般の意味や由来は、盆提灯の意味と誰のために飾るのかの解説もあわせて参考にしてください。
白提灯は誰が用意するか
白提灯は、故人と同居していた家族、または喪主にあたる家(喪家)が用意するのが基本です。白提灯は「故人の家の玄関に飾る目印」という性格が強いため、家の主が準備すると考えると分かりやすいです。
これに対して、絵柄の入った盆提灯は、故人の兄弟姉妹や親戚、親しかった人が贈る習慣が地域によって残っています。かつては提灯そのものを贈りましたが、現在は住宅事情から「御提灯代」として現金を包み、家族が好みの提灯を選ぶケースも増えています。
誰が何を用意するかで迷ったときは、贈る側・受け取る側それぞれのマナーを整理した盆提灯は誰が買うかと贈るときの相場の解説が参考になります。地域や家の慣習で違いが大きい部分なので、迷ったら年長の親族に確認すると確実です。
初盆後の白提灯の扱い
白提灯はその年の初盆でしか使わないため、お盆が終わったら処分するのが習わしです。伝統的には送り火で燃やす、または菩提寺に持ち込んで「お焚き上げ」してもらう方法がとられてきました。
ただし現代の住宅では、送り火で提灯を燃やすのは現実的に難しいことが多いです。
その場合は、火袋の一部を少し燃やして形式だけ整え、残りは家庭ごみとして処分しても差し支えないとされています。
処分するときは白い紙や半紙に包み、塩を軽く振ってから出すと丁寧です。
菩提寺やお焚き上げを受け付ける寺院に相談すれば、まとめて供養してもらえる場合もあります。
受け付けの有無や費用はお寺により異なりますので、事前に確認してください。
なお絵柄入りの提灯は翌年以降も繰り返し使えるため、処分せず保管します。
絵柄入り提灯との併用
初盆では、白提灯だけでなく絵柄入りの盆提灯も一緒に飾るのが一般的です。白提灯が「初盆の目印」なら、絵柄入りは「毎年迎える供養の灯り」という役割の違いがあります。
飾り方の目安として、玄関や軒先に白提灯を、盆棚や仏壇の左右に絵柄入りの提灯を対(つい)で置く形が広く見られます。数に厳密な決まりはなく、スペースに応じて片方だけでも問題ありません。
絵柄入り提灯には、置き型の「大内行灯(おおうちあんどん)」や、回転する火袋が美しい「回転行灯」などがあります。
素材や大きさで価格に幅があり、2026年7月時点で一般的な家庭用は数千円〜数万円程度が目安です。
いつ出していつしまうかは、盆提灯を飾る時期としまう時期の目安で詳しく確認できます。
浄土真宗の場合
浄土真宗では、亡くなった方はすぐに極楽浄土で仏になるという教えのため、「霊が家に帰ってくる」という考え方をとりません。そのため、迎える目印としての白提灯を飾らないのが本来の立場です。
ただし実際には、地域の慣習や家の事情で、供養や季節の飾りとして絵柄入りの盆提灯を用いる浄土真宗の家庭もあります。
教義と現実の折り合いは家庭ごとに異なるため、菩提寺に確認するのが確実です。
詳しい考え方と実際の選択肢は、浄土真宗と盆提灯の考え方の解説にまとめています。
初盆に間に合わせる準備スケジュール
お盆は地域によって時期が異なります。
7月13日〜16日に行う「新盆(7月盆)」の地域と、8月13日〜16日に行う「月遅れ盆」の地域があります。
まず自分の地域がどちらかを確認しましょう。
白提灯や盆提灯は、お盆の1〜2週間前までに用意しておくと安心です。
仏具店やホームセンターでは、6月下旬から7月にかけて盆提灯コーナーが設けられます。
絵柄入り提灯を親族から贈ってもらう場合は、早めに希望を伝えておくと選ぶ時間に余裕ができます。
あわせて確認したいのが、初盆の法要で使う数珠です。
手元の数珠が古くなっていたり、宗派に合っているか不安な場合は、この機会に見直しておくと落ち着いて当日を迎えられます。
通販なら宗派・素材・男女別に比較しながら選べ、急ぎのときは翌日配送に対応する店もあります。
よくある質問
白提灯は毎年使い回してもいいですか
白提灯は初盆の一度だけ使うものとされ、翌年以降は使いません。
二年目からは絵柄入りの盆提灯だけを飾ります。
白提灯はお盆が終わったら処分するのが習わしです。
白提灯を送り火で燃やせない場合はどうすればいいですか
火袋の一部を少しだけ燃やして形を整え、残りは白い紙に包んで家庭ごみとして処分しても差し支えないとされています。
菩提寺がお焚き上げを受け付けている場合は、相談してまとめて供養してもらう方法もあります。
受け付けの有無はお寺により異なります。
提灯を用意する時間がなく、法要に間に合いません
白提灯は簡易な折りたたみ式もあり、仏具店やホームセンター、通販で入手できます。
どうしても間に合わない場合、故人を偲ぶ気持ちが第一ですので、飾りが完全でなくても問題はありません。
翌日以降に整えても構いません。
マンションで玄関の外に吊るせません
外に吊るせない場合は、玄関の内側や仏壇・盆棚の近くに置き型で飾って問題ありません。飾る場所より、故人を迎える気持ちを大切にするという考え方が広く受け入れられています。
まとめ
初盆の白提灯は、初めて帰ってくる故人の霊を清浄な白で迎えるための、その年だけの提灯です。
用意するのは基本的に故人の家族で、絵柄入りの盆提灯と併用して飾ります。
お盆が終わったら白提灯は処分し、翌年以降は絵柄入りだけを使います。
飾る場所や処分の方法、浄土真宗のような宗派ごとの考え方には幅があります。
細かな作法に迷ったときは、菩提寺や年長の親族に確認するのがもっとも確実です。
形式にとらわれすぎず、故人を偲ぶ気持ちを中心に準備を進めてください。
あわせて、初盆の法要で使う数珠の見直しや持ち方も確認しておくと安心です。焼香や合掌のときの数珠の持ち方や、数珠を今日中に買える場所と選び方もあわせて参考にしてください。




