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盆提灯の飾り方|置く場所・対と片方・名前札と家紋の入れ方

盆提灯の飾り方|置く場所・対と片方・名前札と家紋の入れ方

箱から出した盆提灯に、白木の小さな札が一緒に入っています。

盆提灯は仏壇の正面か左右に一対で飾るのが基本の形で、同封の白木は贈り主の名前を記す名前札です。

住まいの都合で1つしか置けない場合も、作法として失礼にはあたりません。

置き場所と数、名前札の向きは、初盆かどうかでも扱いが変わります。

本記事では、仏壇まわりの置き場所・一対と片方の判断・名前札と家紋の入れ方・吊り下げ提灯の吊り方を解説します。

いい仏具編集部

「いい仏具」は、数珠・盆提灯・線香・位牌など、仏具の選び方と仏事マナーの実用情報サイトです。急に必要になったときに買える場所を、ダイソー・イオン・仏具専門店など身近な店の公式情報で確認して案内するほか、主要8宗派の作法の違い、素材の格と値段、修理・処分の方法、仏壇じまいや手元供養といった供養の変化まで、7つのジャンルで解説しています。価格や取扱状況にはすべて確認時点を明記し、変更を確認し次第更新しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

盆提灯の飾り方は仏壇の左右に一対が基本

盆提灯は、仏壇の正面またはその左右に一対で立てるのが基本の形です。

精霊棚(しょうりょうだな)を組む家では、棚の両脇に置きます。

提灯の灯りは帰ってくる故人や先祖が迷わないための目印とされていて、迎え火・送り火と同じ役割を持つ飾りとして受け継がれてきました。

「一対」という言い方が広く伝わっている一方で、いくつ飾らなければならないという決まりはありません。

親族や知人から贈られた提灯をそのまま並べる地域もあり、3つ4つが並ぶ家もあります。

数の多さより、仏壇の前に手を合わせる場所が残っているかどうかを先に考えてください。

提灯で仏壇の扉や香炉の前をふさいでしまうと、お参りそのものができなくなります。

灯すのは夕方から夜にかけてで、現在は電気コード式やLED式が主流です。

飾る意味や誰のために灯すものなのかは盆提灯を飾る意味と由来で解説しています。

なお浄土真宗では、故人の霊が帰ってくるという考え方を取らないため、提灯の位置づけも他宗派と同じにはなりません。

飾るかどうかを含めて浄土真宗と盆提灯の考え方で解説しています。

盆提灯を置く場所は仏壇の前か精霊棚の両脇

仏壇の前に置く場合

脚付きの大内行灯(おおうちあんどん)タイプは、仏壇の正面から見て左右に1基ずつ立てます。

仏壇の幅より提灯の脚のほうが張り出すため、通り道が塞がるようなら仏壇の横に寄せて構いません。

畳に直置きすると脚が沈んで傾くので、板や小さな台を敷いて水平を出してください。

精霊棚を組む場合

精霊棚や盆棚を組む家では、棚の左右両脇が提灯の定位置です。

棚の上には位牌やお供えを並べるため、提灯は棚を挟む形にして、供物に火袋(ひぶくろ)が触れないだけの間隔をあけます。

棚が小さく左右に置けないときは、棚の手前の左右へ少し離して置く形でも差し支えありません。

玄関や軒先に飾る場合

絵柄の入った盆提灯を玄関に置く習慣は全国共通のものではなく、玄関先や軒下に吊るのは初盆の白提灯という整理が一般的です。

地域によっては家の入口に提灯を出す慣習があるため、近隣の家がどうしているかを見るか、お寺に尋ねてください。

屋外に出す場合は、雨のかからない軒下を選びます。

和紙や絹の火袋は、直射日光とエアコンの風でも色が変わり、骨との接着がゆるみます。

盆提灯は一対?片方だけでも失礼になりません

一対で飾るのが正式と伝えられていますが、片方だけにしたことで供養が欠けるという教義上の根拠はありません。

マンションや洋室で仏壇の左右に同じ空間が取れない住まいでは、1基だけを仏壇の脇に置く形が現実的です。

左右どちら側に置くかについても決まりはないので、人が通る側を避けたほうを選んでください。

贈られた提灯が複数あり、形や柄がそろわない場合も、そのまま並べて構いません。

対の提灯は左右対称に灯すために同じ柄で作られているだけで、揃っていないと失礼になるわけではありません。

どうしても見た目を整えたいときは、同じ大きさのものを左右に、残りを仏壇の横や少し後方に置くと落ち着きます。

収納場所の都合で毎年同じ提灯を使い続けてよいのかという点は、盆提灯を何年飾るかで解説しています。

名前札の書き方と取り付ける位置

名前札は、その提灯を贈った人の名前を記す白木や紙の札です。

目的は、誰から贈られた提灯なのかを、お参りに来た人に分かるようにすることです。

そのため、書くのは施主の名前ではなく贈り主の名前になります。

表書きは贈り主のフルネームか「◯◯家」とし、連名なら並べて記します。

地域によっては上部に「志」と添える形も用いられます。

墨は黒で、筆または筆ペンを使います。

香典で用いる薄墨とは別の扱いです。

文字の大きさは札の幅に対して余白を残すと読みやすく、書き慣れていない場合は仏具店で名入れを頼める場合があります。

取り付ける位置は提灯の種類で変わります。

脚付きの行灯タイプは、脚の上部や火袋の下の輪の部分に札を差し込む切り込みが付いています。

吊り下げタイプは、上部の吊り手や房の根元に札を掛けます。

いずれも、お参りする人の側から文字が読める向きにしてください。

札が回ってしまう場合は、糸を二重に掛けると向きが固定されます。

なお、名前札を使わない地域や、贈り主が自分で書いて添えてから渡す地域もあります。

家紋入りの盆提灯を注文する前に確認すること

家紋を入れた盆提灯は、初盆で用いられることの多い仕立てで、西日本を中心に受け継がれています。

入れるのは施主の家の紋で、贈り主の紋ではありません。

家紋を入れない無地や絵柄の提灯でも、作法として不足はありません。

注文前に確かめる点は2つです。

1つは自家の紋そのもので、墓石の竿石や仏壇の扉、紋付きの羽織、本家への確認で特定できます。

もう1つは紋の細部です。

同じ名前で呼ばれる紋でも、丸の太さや葉の枚数が家によって違うため、写真を撮って店に見せる形が確実です。

家紋入れと名入れは提灯の火袋に直接加工する作業なので、注文から仕上がりまで日数がかかります。

お盆の直前に頼むと、飾る日までに間に合わない場合があります。

加工料が本体と別になる店もあるため、注文時に総額と納期を一緒に聞いてください。

誰が提灯を用意するかという役割分担は初盆の盆提灯は誰が用意するかで解説しています。

吊り下げ提灯を吊る高さと火の扱い

御所提灯(ごしょちょうちん)や住吉提灯などの吊り下げタイプは、仏間の鴨居(かもい)や長押(なげし)、軒下に吊ります。

高さの目安は、立ったときに頭や手が火袋に当たらない位置です。

低く吊ると、お参りのたびに火袋が肩に触れて骨が折れます。

吊り金具は鴨居に掛けるフック式が扱いやすく、天井から吊る場合は下地のある位置を選んでください。

石膏ボードにねじを直接ねじ込むと、提灯の重さで抜け落ちます。

コードは踏まれない位置を通し、敷物の下に延長コードを通すのは避けます。

ろうそくを使う仕立てのものは、点灯中に部屋を離れないでください。

火袋は和紙や絹で、内側で傾いた炎が触れれば燃えます。

現在売られている提灯の多くは電気コード式やLED式で、乾電池式のものは残量が減ると灯りが消えます。

初盆の白提灯と2年目以降の飾り分け

白提灯(白紋天)は、四十九日を過ぎて初めて迎えるお盆、つまり初盆のときだけに使う提灯です。

玄関先や軒下に吊るか、仏壇の前に1つ吊ります。

柄のない白一色で、家に初めて帰ってくる故人の目印とされています。

2年目以降は白提灯を使わず、絵柄や家紋の入った提灯だけを飾ります。

初盆で使った白提灯はその年で役目を終えるため、送り火で燃やす、菩提寺で焚き上げてもらう、火袋の一部を燃やして残りを一般ごみとして処分する、といった扱いになります。

地域やお寺で方法が違うので、初盆の法要のときに確認してください。

飾り始める日としまう日の目安は盆提灯を出す時期としまう時期で解説しています。

よくある質問

名前札には贈り主と施主、どちらの名前を書くのですか

贈り主の名前です。

誰から届いた提灯かを示す札なので、施主の家名を書くと役割が逆になります。

家紋を入れる場合の紋だけは施主の家の紋になるため、札と紋で主体が違う点に注意してください。

仏壇がない住まいでは盆提灯をどこに置けばいいですか

位牌や遺影を置いている場所の左右が置き場所になります。

棚の上に遺影を飾っているなら、その両脇に小さな置き提灯を並べる形で差し支えありません。

床置きの行灯タイプはスペースを取るので、卓上サイズの提灯を選ぶと収まります。

盆提灯は昼間も点けたままにするものですか

灯りを絶やさない形を取る家もありますが、夕方から就寝前までの点灯で問題ありません。長時間の連続点灯は電球の熱が火袋にこもるため、白熱球のものは特に休ませてください。

提灯が3つ以上贈られたときは全部飾るのですか

飾れる数だけで構いません。

仏壇の前に一対を置き、残りを仏壇の横や後方に並べる形が現実的です。

飾らなかった提灯は箱に戻し、贈り主が訪ねてくる日に出す家もあります。

まとめ

盆提灯の飾り方は、仏壇の正面か左右、精霊棚なら棚の両脇に一対という形が基本です。

ただし数と左右の位置に教義上の決まりはないため、1基だけでも、柄がそろわない提灯を並べても失礼にはなりません。

お参りする場所と通り道を残すことを先に決めて、そこから置き場所を割り振ってください。

名前札に書くのは贈り主の名前で、読める向きに取り付けます。

家紋を入れるのは施主の家の紋で、加工に日数がかかるため注文は早めになります。

初盆の白提灯はその年限りの飾りで、2年目以降は絵柄の提灯だけを使います。

ぜひ本記事の置き場所別の飾り方と名前札・家紋の確認点を参考に、今年のお盆の準備を進めてください。

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