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夫婦位牌とは?連名で作る意味とタイミング・注意点

夫婦位牌とは?連名で作る意味とタイミング・注意点

仏壇の中で位牌を置ける段には、一人用を2枚並べるだけの幅がありません。夫婦位牌は、夫婦二人の戒名を1枚の札板に並べて入れた位牌で、向かって右に夫、左に妻を入れるのが基本の形です。

二人とも亡くなってから一度に彫る作り方に加えて、先に亡くなった片方の面だけ彫り、後から追加彫りで揃える作り方もできます。ただし追加彫りの期間は位牌が手元を離れますし、札板の幅が足りないと二人分の文字が収まりません。

本記事では、連名にする意味・片方が亡くなった時点での作り方・右が夫となる書き方のレイアウト・追加彫りで起きる手間を解説します。

いい仏具編集部

「いい仏具」は、数珠・盆提灯・線香・位牌など、仏具の選び方と仏事マナーの実用情報サイトです。急に必要になったときに買える場所を、ダイソー・イオン・仏具専門店など身近な店の公式情報で確認して案内するほか、主要8宗派の作法の違い、素材の格と値段、修理・処分の方法、仏壇じまいや手元供養といった供養の変化まで、7つのジャンルで解説しています。価格や取扱状況にはすべて確認時点を明記し、変更を確認し次第更新しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

夫婦位牌とは、二人の戒名を1枚にまとめた位牌です

夫婦位牌は、夫婦二人の戒名(かいみょう)を1枚の札板に並べた位牌で、連名位牌や比翼位牌とも呼ばれます。

形や素材は一人用と変わりません。

塗位牌でも唐木位牌でも、文字を入れる面が左右二列に割られていれば夫婦位牌として使えます。

一人用を2枚並べる形と夫婦位牌のどちらかが正しいという決まりはありません。

連名にしなければ供養にならないわけでもなく、判断の材料になるのは仏壇の大きさ、これから納める位牌の数、菩提寺の考え方です。

位牌そのものの役割やご本尊との関係は位牌の意味と種類で解説しています。

連名にする意味は、仏壇の置き場所と代替わりのしやすさにあります

位牌を置けるのは、ご本尊より下の段の限られた幅です。

一人用を2枚並べれば幅を二倍使い、代が進むほど本尊の前が狭くなります。

夫婦で1枚にまとめると、同じ場所に次の代の位牌を納める余地が残ります。

もう一つは、引き継ぐ側の手間です。

位牌が増えると、引っ越しや仏壇の入れ替えのたびに動かす対象が増えます。

家の仏壇を将来どうするかまで含めて考えるなら、仏壇じまいの流れで解説している準備の順番も参考になります。

夫婦を一組として祀るという考え方も、連名の理由として語られます。ただし仏教の教義として連名を定めた決まりはなく、地域や寺院によって扱いが違います。

夫婦位牌を作るタイミングは片方が亡くなった時点でも選べます

二人とも亡くなってから作る

後に亡くなった方の四十九日までに白木位牌から本位牌へ替える流れに合わせ、二人分の文字を一度に入れて発注します。

彫りを分けないので、後述する追加彫りの手間が発生しません。

先に亡くなった方の一人用位牌は、寺院で閉眼供養(へいげんくよう)を受けてお焚き上げに出す扱いになります。

費用と手順は位牌の処分方法で解説しています。

先に亡くなった片方の分だけ彫る

夫婦位牌の札板を先に用意し、亡くなった方の面だけ彫って、残る面は空けておきます。空欄のままにするか、存命の配偶者の名を朱色で入れておくかは寺院と地域で分かれますので、菩提寺の指示に従ってください。

生前に用意する

生前に戒名を受けて位牌を作る形は寿牌(じゅはい)などと呼ばれ、文字を朱で入れておき、亡くなった後に金や黒へ書き替えると伝えられています。生前に戒名を授けるかどうかは宗派と寺院によって違います。

書き方とレイアウトの基本|右が夫、左が妻

札板の中央に二人分を一列で続けるのではなく、面を左右に割って二列に並べます。向かって右が夫、左が妻という並びで、亡くなった順番では入れ替わりません。

記す面入れる内容
表面・右列夫の戒名と位号。上に院号や冠字が入る場合があります
表面・左列妻の戒名と位号
裏面・右列夫の俗名・没年月日・行年
裏面・左列妻の俗名・没年月日・行年

没年月日を裏面ではなく表面の戒名の脇へ入れる書き方もあり、宗派と地域で変わります。

位号は男性が居士や信士、女性が大姉や信女のように分かれ、どの字を使うかも宗派によって違います。

曹洞宗のように戒名の上へ円相(えんそう)を置く書き方が伝わる宗派もありますが、入れるかどうかは寺院の指示で決まります。

浄土真宗は位牌を用いず、法名を過去帳や法名軸に記すのが基本です。夫婦で並べて記す考え方も位牌とは別になるため、浄土真宗の位牌の扱いで解説しています。

夫婦位牌のデメリットは、追加彫りのあいだ手元を離れることです

追加彫りは位牌を預けて行います

追加彫りは、位牌そのものを仏具店へ預けて彫る作業です。

戻るまでの日数は店と彫り方で変わりますので、四十九日に合わせたいときは、日程が決まった時点で預け先へ相談してください。

寺院によっては、彫る前に閉眼供養を受け、戻ってからあらためて開眼供養(魂入れ)を行います。

仏壇から位牌が抜ける期間をどう扱うかも、あわせて尋ねておくと段取りが決まります。

文字が収まらないと作り直しになります

札板の幅は決まっているため、院号の付いた長い戒名が二つ並ぶと一文字が小さくなります。

一人用として買った位牌へ後から配偶者の戒名を足す場合は、面が二列に割れず、夫婦位牌への作り直しになります。

作り直したあとの古い位牌は、閉眼供養のうえお焚き上げに出す扱いです。

もう一点、一度連名にすると別々の仏壇へ分けることはできません。

子ども世代で仏壇を二つに分ける可能性があるなら、一人用を2枚という形も選択に入ります。

位牌の枚数そのものを抑えたいなら、札板を何枚も納められる繰り出し位牌という方法もあります。

夫婦位牌が一組で完結する作りに対して、こちらは代々を一基にまとめる作りです。

夫婦位牌の値段とサイズは二人分の文字数から決まります

サイズは仏壇の内寸とご本尊の高さで絞る

位牌の高さは、仏壇に納めたときにご本尊の目線を越えない範囲に収めます。

上置きの小さな仏壇に大きな札板は入りませんので、まず内寸を測ってください。

加えて夫婦位牌は文字を二列に割るため、一人用と同じ寸法だと一文字が小さくなります。

同じ寸法表示でも台座の形で札板の幅が変わるので、二人分の戒名の文字数を伝えて選ぶと収まりを確かめられます。

ウォールナットやクリスタルを使ったモダンなデザインでも連名は作れますが、札が細身のものは二列に割れない場合があります。

値段は本体と文字入れの合計で見る

2026年7月時点の目安として、本体は塗位牌や唐木位牌で1万〜5万円程度、文字入れは1名分で3,000〜1万円程度がよく案内される範囲です。

夫婦位牌は文字入れが2名分になるので、その分が加わります。

魂入れのお布施は5,000〜3万円程度で示される例がありますが、金額はお寺により異なりますから、菩提寺へ直接尋ねてください。

本体と彫りの内訳は位牌の値段相場で解説しています。

よくある質問

妻が先に亡くなった場合も、右が夫になりますか

向かって右に夫、左に妻という並びは亡くなった順で入れ替わりません。

妻の戒名を左列に彫り、夫の側を空けておく形になります。

並びの慣習が異なる地域もありますので、菩提寺で確認できるなら一度尋ねてください。

夫婦位牌に魂入れは必要ですか

本位牌に文字を入れたあと、開眼供養(魂入れ)を受けるかどうかは宗派と寺院によります。

行う場合は四十九日の法要と合わせて依頼する形が一般的で、追加彫りで戻ってきたときにあらためて供養する寺院もあります。

お布施の額もお寺により異なるため、法要の依頼と同時に確認してください。

一人用の位牌を夫婦位牌に作り直せますか

札板ごと新しく作る形であれば可能です。

戒名は元の位牌の文字や寺院の記録、過去帳から写します。

使わなくなった一人用の位牌は手元に残さず、閉眼供養を受けてお焚き上げに出す扱いになります。

追加彫りには何を持って行けばよいですか

彫る対象の位牌本体と、追加する戒名・俗名・没年月日・行年を書いたものを持参します。戒名は寺院から授かった書付のとおりに写す必要があるので、白木位牌や授戒の書付を一緒に持って行くと写し間違いを防げます。

まとめ

夫婦位牌は、二人の戒名を1枚の札板に左右二列で並べた位牌です。

連名にすると仏壇の中で使う幅が半分になり、引き継ぐ側が扱う枚数も減ります。

反対に、追加彫りの期間は位牌を預けることになり、後から別々の仏壇へ分けることはできません。

作るタイミングは、二人とも亡くなってから一度に彫るか、先に亡くなった片方の面だけ彫って残りを空けておくかで分かれます。

どちらでも、札板の幅に二人分の戒名が収まるかを注文前に確かめてください。

冠字や位号の書き方、朱入れの扱いは宗派と寺院で違いますので、菩提寺の指示が最終の基準になります。

ぜひ本記事の表面・裏面の記載内容の表と、サイズ・文字入れの確認点を参考に、菩提寺と仏具店へ聞く内容を決めてから注文してください。

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