SHARE:

白木位牌はいつまで?四十九日後の本位牌への切り替え方

白木位牌はいつまで?四十九日後の本位牌への切り替え方

葬儀から戻ると、白木の位牌が後飾り壇に置かれたままになっています。この白木位牌は四十九日法要までの仮の位牌で、法要の日に本位牌(塗り位牌や唐木位牌)へ替え、白木のほうはお寺でお焚き上げしてもらうのが基本の流れです。

ただ、本位牌は戒名を彫るか書き入れる作業が入るため、注文から手元に届くまで2週間前後かかります。

四十九日の直前に動きはじめると間に合いません。

本記事では、白木位牌をいつまで使うのか、本位牌への切り替え手順、白木位牌のお焚き上げの頼み方と費用の目安を解説します。

いい仏具編集部

「いい仏具」は、数珠・盆提灯・線香・位牌など、仏具の選び方と仏事マナーの実用情報サイトです。急に必要になったときに買える場所を、ダイソー・イオン・仏具専門店など身近な店の公式情報で確認して案内するほか、主要8宗派の作法の違い、素材の格と値段、修理・処分の方法、仏壇じまいや手元供養といった供養の変化まで、7つのジャンルで解説しています。価格や取扱状況にはすべて確認時点を明記し、変更を確認し次第更新しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

白木位牌は四十九日までの仮の位牌

白木位牌は、葬儀に合わせて用意される仮の位牌で、使う期間は亡くなってから四十九日法要までの約7週間に限られます。

白木のまま塗りも彫りも施さないのは、急を要する葬儀に間に合わせるためです。

戒名(かいみょう)も墨で書き入れるだけなので、長く置けば文字がかすれてきます。

用意するのは遺族ではなく葬儀社で、葬儀一式の料金に含まれている場合があります。

含まれているかどうかは見積書の内訳に書かれているので、精算前に確認してください。

位牌そのものの意味や種類の全体像は、位牌とは何かで解説しています。

内位牌と野位牌

白木位牌は2本1組で渡される地域があり、自宅に安置するものを内位牌、墓地や火葬場へ持参するものを野位牌と呼びます。

野位牌は埋葬のときに墓前へ立て、そのまま墓地に置いておく地域と持ち帰る地域に分かれます。

1本だけしか渡されない地域もあるため、どちらの形かは葬儀社の説明に従ってください。

自宅では、後飾り壇(中陰壇)の中段あたりに遺骨と遺影とともに安置します。

白木位牌に書かれる文字と、書き入れる人

表面には戒名が入り、その前後に「新帰元」や「位」といった文字が添えられます。

裏面には没年月日、俗名(生前の名前)、享年または行年が入るのが一般的な形です。

冠する文字や並べ方は宗派で違い、浄土真宗では戒名ではなく法名、日蓮宗では冠に「妙法」が入るなど、お寺の指示が優先されます。

文字を書くのは葬儀社の担当者か、お寺から書き入れてもらう場合で、遺族が自分で筆を執る場面はありません。

ただし戒名はお寺から伝えられた文字をそのまま写すため、渡された時点で誤字や旧字の違いがないかを見てください。

ここで見落とした誤りは、後から本位牌へそのまま引き継がれます。

白木位牌から本位牌へ切り替える時期と当日の流れ

切り替えるのは四十九日法要の日です。

この日を忌明け(きあけ)とし、仮の位牌から正式な本位牌へ移して仏壇に納める、という区切りになっています。

地域によっては三十五日を忌明けとする慣習があり、その場合は切り替えも2週間前倒しになります。

どちらで営むかは菩提寺に尋ねると分かります。

当日は、本位牌と白木位牌の両方を法要の場へ持参します。

僧侶が読経のなかで本位牌に対して開眼供養(かいげんくよう)を行い、そのあと白木位牌を引き取ってもらう、という順序が基本です。

宗派やお寺によって開眼供養を行わないこともあるため、持ち物と作法は法要の日取りを決める段階で確認してください。

法要のあと、本位牌は仏壇の中の、ご本尊より低い位置に安置します。

本位牌の準備は葬儀の直後から動きはじめる

本位牌の値段は形と素材で幅があり、数千円台のものから十万円を超えるものまで並びます(2026年7月時点の一般的な価格帯です)。本体と戒名入れが別料金になっている場合の考え方は、位牌の値段相場で解説しています。

注文から受け取りまでは、戒名を彫るか書き入れる作業と文字の校正を挟むため、2週間前後を見ておきます。

四十九日の1週間前に注文すると法要に間に合いません。

通販で頼む場合は文字原稿のやりとりがメールになるので、その往復分も日数に入れてください。

葬儀後の落ち着かない時期ですが、火葬が済んだら早めに動く項目のひとつです。

注文のときに伝える情報

仏具店に持って行くのは白木位牌そのもの、または白木位牌の文字を撮った写真です。

宗派と、仏壇の内寸(とくに高さ)も伝えてください。

すでに先祖の位牌が仏壇に並んでいるなら、既存の位牌より背が高くならない寸法を選ぶのが慣習です。

位牌が増えて置き場所が足りない場合は、札板を差し替えて使う形もあり、繰り出し位牌の使い方で解説しています。

切り替えたあとの白木位牌はお焚き上げで手放す

本位牌へ移したあと、白木位牌は役目を終えます。

四十九日法要の場で僧侶に引き取ってもらい、お焚き上げしてもらうのが基本の流れです。

お寺に納めるときの費用は、法要のお布施に含めて扱う場合と、別に数千円程度をお包みする場合があり、お寺により異なります。

金額を決めかねるときは、寺務所に「白木位牌のお焚き上げをお願いしたい」と率直に尋ねて構いません。

菩提寺がない、法要を自宅で小さく済ませたといった事情で引き取り先がないときは、葬儀社が回収を受け付けている場合や、仏具店・供養専門の業者が郵送でのお焚き上げに対応している場合があります。取扱いは会社や時期で変わるので、葬儀を頼んだ担当者に問い合わせてください。

白木位牌を自分で処分してよいか

自宅で燃やしたりごみとして出すことを禁じる仏教の決まりはありません。

ただ白木位牌には戒名と没年月日が書かれているため、紙類と同じようにごみ袋へ入れることに抵抗を感じる家族が出てきます。

自分で手放すなら、半紙などで包んでから自治体の分別区分に従い、家族の合意を取ってから行ってください。

なお、本位牌のほうを手放す場面は、魂抜きの依頼が絡むため手順が変わります。

仏壇を閉じるときの進め方も含め、位牌の処分方法で解説しています。

浄土真宗の白木位牌はどう扱うか

浄土真宗では、亡くなった方はすぐに阿弥陀仏のもとへ往生すると考えるため、位牌を用いず過去帳や法名軸に法名を記すのが基本です。それでも葬儀の場では白木位牌を立てる形が広く行われていて、四十九日を過ぎたところで過去帳へ書き写し、白木位牌はお寺へ納めます。

ただし地域や寺院によっては本位牌を用いることもあり、扱いはお寺により異なります。

過去帳と法名軸のどちらを用意するか、法名を誰が記すかも含めて、菩提寺に確認するのが確実な進め方です。

浄土真宗の考え方と道具の選び方は、浄土真宗に位牌はいらないのかで解説しています。

よくある質問

四十九日に本位牌が間に合わないときはどうしますか

白木位牌をそのまま安置して待ちます。

仮の位牌である以上、数週間長く置いたからといって作法上の問題は生じません。

本位牌が届いてから改めてお寺に相談し、開眼供養の機会を設けてもらう形になります。

法要の日に間に合わないと分かった時点で、菩提寺へ一報を入れてください。

白木位牌を四十九日後も手元に残しておけますか

残しておくことを禁じる決まりはありませんが、墨書きのため文字が薄れ、白木も日焼けして色が変わっていきます。

本位牌と2本並べて仏壇に置く形は、位牌が二重になるため避けるのが通例です。

写真を撮って記録に残し、本体はお焚き上げに出す家庭が見られます。

白木位牌の戒名に間違いを見つけました

本位牌を注文する前に、菩提寺と葬儀社の双方へ連絡してください。

白木位牌の墨書は書き直しができますし、そもそも本位牌には正しい文字を入れれば足ります。

彫り上がってから気づくと作り直しになり、費用と日数が余分にかかります。

白木位牌は仏壇の中に入れてもよいですか

四十九日までは仏壇ではなく後飾り壇に安置し、仏壇の扉は閉めておくという地域の慣習があります。

一方で扉を開けたまま過ごす地域もあり、扱いは地域とお寺で分かれます。

葬儀社の担当者か菩提寺に、その土地での作法を尋ねてください。

まとめ

白木位牌は四十九日法要までの仮の位牌で、法要の日に本位牌へ移し、白木のほうはお寺へ納めてお焚き上げしてもらいます。遺族が動く必要があるのは、渡された白木位牌の戒名に誤りがないかを確かめることと、本位牌を2週間前後の納期を見込んで注文することの2点です。

費用の面では、白木位牌のお焚き上げをお布施に含めるか別に包むか、開眼供養を行うかどうかがお寺によって変わります。浄土真宗のように過去帳へ書き写す流れになる宗派もあるため、法要の日取りを相談する電話のついでに、持ち物と作法をまとめて聞いておくと迷いません。

ぜひ本記事の切り替え当日の流れと本位牌の注文スケジュールを参考に、四十九日までの残り日数から逆算して動きはじめてください。

あなたへのおすすめ