位牌の置き方|仏壇での位置・複数ある場合の並べ方

位牌は仏壇の中で、ご本尊よりも一段低い位置に安置するのが基本です。仏壇の中心には必ずご本尊を祀り、位牌はその手前や左右の低い段に置きます。
複数の位牌がある場合は、亡くなった時期が古いものを向かって右側に、新しいものを左側に並べるのが一般的です。
ただし細かい作法は宗派やお寺によって異なります。
この記事では基本の考え方と、迷いやすいケースへの対処をまとめます。

いい仏具編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
位牌の置き方の基本
位牌を安置するときの原則は、ご本尊を最上位に、位牌はその下に置くことです。仏壇は本来ご本尊を祀る場所であり、位牌は故人やご先祖を偲ぶために添えるものだからです。
そのため位牌をご本尊よりも高い位置や、ご本尊を隠す場所に置くのは避けます。段が複数ある仏壇では、最上段の中央にご本尊、一段下の左右に位牌を置くのが一般的な形です。
位牌の役割や意味そのものについては、位牌とは何かをやさしく解説した記事で詳しく触れています。置き方に迷ったときは、まず「ご本尊が中心」という考え方に立ち返ると整理しやすくなります。
仏壇内での位置とご本尊との関係
仏壇の中で位牌を置く場所は、ご本尊との上下関係で決まります。最上段の中央にご本尊(仏像や掛軸)を祀り、位牌はそれより低い段に配置します。
位牌を左右に並べるときは、向かって右が上座とされます。そのため、家の中で最も古いご先祖の位牌や、いちばん敬うべき位牌を右側に置くのが基本です。
仏壇の大きさや段数によっては、位牌をご本尊のすぐ手前の低い台に置くこともあります。
いずれの場合も、ご本尊に手を合わせたときに位牌が視界を遮らない位置を意識すると自然です。
宗派によって仏具の配置に細かな違いがあるため、購入時にお店やお寺へ確認すると安心です。
複数の位牌の並べ方
位牌が複数ある場合は、亡くなった順(命日の古い順)に並べます。向かって右側に最も古い位牌を、そこから左へ順に新しい位牌を置いていくのが一般的です。
これは右を上座とする考え方に基づいています。夫婦の位牌を並べる場合も、先に亡くなった方や年長者を右に置くケースが多く見られます。
位牌の数が増えて仏壇に収まりきらなくなったときは、複数の戒名をまとめて記せる「繰り出し位牌(回出位牌)」に作り替える方法があります。
何代も前のご先祖の位牌を一つにまとめられるため、スペースの問題を解消できます。
作り替えや新しい位牌の費用については、位牌の値段相場をまとめた記事を参考にしてください。
並べ方の細かな決まりは地域やお寺によって差があります。判断に迷う場合は菩提寺に相談するのが確実です。
仏壇がない場合の置き場所
仏壇がなくても位牌を祀ることはできます。大切なのは、清潔で落ち着いた場所を選ぶことです。
置き場所としては、タンスや棚の上に白い布を敷いて安置する方法が一般的です。近年はコンパクトな上置き仏壇やミニ仏壇も増え、住宅事情に合わせて選べます。
置く高さは、手を合わせるときに位牌が目線より少し上に来る程度が望ましいとされます。
見下ろす位置は避けたい配置です。
仏壇を用意するまでの仮の安置でも、直射日光や湿気の多い場所を避け、静かに手を合わせられる環境を整えると良いでしょう。
浄土真宗の場合の考え方
浄土真宗では、原則として位牌を用いません。亡くなった方はすぐに極楽浄土で仏になるという教えのため、故人の魂が位牌に宿るという考え方をとらないからです。
そのため浄土真宗では、位牌の代わりに「過去帳」や「法名軸」で故人を記録し供養します。過去帳は仏壇の中の見台に置き、法名軸は仏壇の側面に掛けるのが一般的です。
ただし地域やお寺の慣習によっては位牌を用いることもあります。
詳しくは浄土真宗と位牌の考え方を解説した記事で確認できます。
自分の家の宗派がどちらの作法かわからない場合は、菩提寺に尋ねるのが確実です。
避けたい置き方と注意点
位牌の置き方でとくに避けたいのは、ご本尊よりも高い位置に置くことです。ご本尊を敬う意味が薄れてしまうためです。
また、位牌に直射日光が長時間当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所も避けます。木製の位牌は乾燥や湿気で反りや割れが起きやすく、塗りや金箔が傷む原因になります。
神棚と向かい合わせに置く配置や、上下で重なる位置も、双方に失礼にあたるとして避けられる傾向があります。テレビの上や台所の近くなど、落ち着いて手を合わせにくい場所も適しません。
「位牌が倒れると不吉」「置き場所を変えてはいけない」といった言い伝えを耳にすることがあります。
こうした話に明確な仏教的根拠はありません。
倒れたら丁寧に直し、引っ越しなどで置き場所を移す場合は静かに移動すれば問題ありません。
不安なときは魂抜き・魂入れをお寺に依頼する方法もあります。
よくある質問
位牌はいつまで仏壇に置いておくものですか
明確な期限はありません。
三十三回忌や五十回忌などの弔い上げを区切りとして、個別の位牌をまとめたり、ご先祖の位牌として整理したりする家庭が多く見られます。
区切りの年忌は宗派やお寺によって異なります。
使わなくなった位牌はどうすればよいですか
作り替えや弔い上げで不要になった位牌は、そのまま捨てずに魂抜き(閉眼供養)をしてからお焚き上げに出すのが一般的です。手順や費用の目安は位牌の処分方法を解説した記事にまとめています。
仏壇の中に写真を一緒に飾ってもよいですか
写真を飾ること自体に問題はありませんが、ご本尊や位牌の正面を隠さない場所に置くのが望ましいとされます。仏壇の中ではなく、脇や手前の低い位置に置くと配置が整います。
賃貸住宅でも位牌を置けますか
置けます。
仏壇がなくても、清潔な棚の上に白い布を敷いて安置できます。
上置きタイプのコンパクトな仏壇も市販されているため、住まいの広さに合わせて選べます。
まとめ
位牌はご本尊を最上位に、その下に安置するのが基本です。
複数ある場合は命日の古い順に、向かって右から左へ並べます。
右が上座という考え方を覚えておくと、配置に迷いにくくなります。
仏壇がない家庭でも、清潔で落ち着いた場所に白い布を敷いて祀れます。直射日光や湿気を避け、目線より少し上に位牌が来る高さを意識すると自然な配置になります。
細かな作法は宗派や地域、お寺によって異なります。
判断に迷う場面では菩提寺に相談するのが最も確実です。
言い伝えに縛られすぎず、故人を敬う気持ちを大切に整えていきましょう。




